トップ>お役立ち知識>納骨堂とは◇「お墓」に代わる遺骨の保管方法はないかしら…
「納骨堂」とは、他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設のことを言い、「墓地、埋葬等に関する法律」という法律に規定があります(第2条第6項)。一般的な納骨堂は、下記のような特徴があります。
「納骨堂」の特徴 (※例外もありますので、ご利用の際は必ず運営寺院にご確認ください。)
<良いところ>
(1)基本的には、宗教に属している必要がない(宗派不問)ため、外国籍や他宗教で既存のお墓に入れないという方でもご利用頂けるところが多いです。
(2)運営する寺院が存在している限りは、遺骨の承継者の有無に関わらず、永代に渡り、供養を行って頂くことができます。
(3)お墓とは異なり、広大な敷地を必要としないため、交通の便の良い都市部にあることが多いです。
(4)屋内にあるため、冷暖房設備や照明設備、エレベーターなどの設備があるほか、最近ではお年寄りが訪問しやすようにバリアフリー設備が整っているところも増えています。また、雑草を手入れしたり、墓石を磨いたりという掃除の手間が省けます。
(5)墓石代がかからないため、一般的にお墓よりも低価格でご利用頂けます。費用につきましては、運営する寺院によってかなり幅がありますので、よく調べることが必要です。
<注意が必要なところ>
(1)もともと墓地に埋葬するまで「一時的に」遺骨を預かってもらう場所であったことに由来し、原則的に「契約期間」(管理期間)の定めがあります。そのため、契約期間満了後は、他の人の遺骨と一緒に合祀されるところがほとんどです。
※例外的に、納骨堂を「永代供養墓」と同じように利用するケースも増えてきています。
(2)共同の参拝施設が設置されているのみで、個別スペースはなく、お花や供え物を自由に行えないところが多いです。